当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本産業規格(JIS)と日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・プラチナの価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
K18の刻印がある喜平を買取店に持っていったら、比重計で「17」と表示されて、『18金じゃなかったの?』と不安になった方もいますよね。
結論から言うと、喜平の純度が比重計で17金と出ても、それだけで18金ではないと決まるわけではありません。
この記事では、比重で純度を見る仕組みと、17金と出た時に店で確かめたいことが分かります。
K18の喜平なのに、比重計でGold17と出ました。偽物だったんでしょうか?
まだそう決めなくて大丈夫です。比重計の数字は品物の形でも動くことがあるので、ほかの方法でも確かめてもらいましょう。
「17金」という品位はJISの区分にありません
- JISの金の品位区分に「17金」はありません
- 比重計の「17」は、測った数字から出した目安の表示です
- K18の刻印があるなら、刻印と別の測り方もあわせて見てもらいます
日本産業規格(JIS H6309)の金の品位区分は、999・990・916・833・750・585・416・375・333の9つです。
カラットの表示では、K24・K22・K20・K18・K14・K10・K9・K8が対応しています。
| 千分率 | カラット | ひとこと |
|---|---|---|
| 999 | K24 | 純金 |
| 916 | K22 | 22金 |
| 833 | K20 | 20金 |
| 750 | K18 | 18金 |
| 585 | K14 | 14金 |
ご覧のとおり、K18とK20のあいだに「K17」という区分はないんです。
ですから、比重計に出た「17」は、刻印の種類というより、測った結果を目安として表した数字だと考えられます。
K18の刻印は「750以上」という意味です
日本ジュエリー協会の表示規定では、Au750は金が750‰以上833‰未満という意味だと決められています。
つまり、正しくK18と表示された製品なら、金の割合は750より下にはならないはずです。
それでも比重計で低めに出たなら、品物の形など別の理由がないかを見てもらうのが先なんです。
喜平の純度を比重で見る仕組み
比重は、同じ大きさの水と比べてどれだけ重いかを表す数字です。
金はほかの多くの金属より重いので、比重を測ると金がどれくらい入っているかの目安になります。
おたからやは、すべての店舗に比重計を置いていると案内しています。
中空やすき間があると、数字が動くことがあります
比重は重さと体積の関係から出すので、中が空洞だったり、別の素材が入っていたりすると、金の割合とは別の理由で数字が変わることがあります。
日本ジュエリー協会の表示規定では、中が空洞の製品にはK18[中空]やAu750[H]のように表示することになっています。
内部に別の素材を詰めた製品には、[weight]や[W]の表示をする決まりです。
- 刻印の近くに[中空][H][W]などの文字がないか
- 留め具だけ別の素材や品位になっていないか
- 細かいコマが多い、目の詰まったデザインかどうか
- 刻印が読める状態か
留め具のバネなどに別の金属が使われていることも
日本ジュエリー協会の表示規定には、引輪のスプリングやクラスプのバネなどの機能部品に、貴金属でない金属を使うことがあると書かれています。
その材質の表示は省略されることがあり、製品の重さも、基本的に貴金属でない部品を除いて表示するとされています。
喜平をまるごと比重計に載せると、こうした部品も一緒に測ることになりますよね。
『留め具を外して測ったら数字が変わるのかな』と思ったら、店に相談してみてください。
中空の喜平については中空の喜平は売れる?で詳しく紹介しています。
比重計と蛍光X線の違い
純度の調べ方は、比重計だけではありません。
| 調べ方 | 見ているもの | 公式に使うと案内している例 |
|---|---|---|
| 比重計 | 重さと体積の関係 | おたからや(全店に完備) |
| 蛍光X線 | 含まれる金属の成分 | RE:TANAKA、おたからや |
| 刻印の確認 | 留め具などの表示 | RE:TANAKA(係員が目視) |
RE:TANAKAは、刻印で品位を確認したうえで、専用の蛍光X線検査装置で品位を判定すると案内しています。
おたからやも、刻印がない場合は蛍光X線分析装置で金の含有量を測ると説明しています。
測り方が違えば、出てくる数字がそろわないこともあります。

よくある相談:比重計の数字に戸惑った時
知恵袋にも、比重計の結果についての相談が寄せられています。
3つまとめてお答えしますね。
相談1:12面トリプルのK18喜平で、70%前後ならGold17、75%前後ならGold18と出る
同じ喜平でも、測るたびに数字が違うという相談です。
なんぼやの説明では、12面トリプルは8面トリプルよりさらに断面が増えたカットです。
おたからやは、トリプル編みを1つのコマに次のコマが3つ連結されている編み方だと説明しています。
形が細かく複雑なぶん、測り方によっては数字が揺れやすいのかもしれません。
測るたびに数字が揺れるなら、比重だけで判断せず、蛍光X線など別の方法でも見てもらうと安心です。
店の人に「別の方法でも測ってもらえますか?」と言っても失礼じゃないですか?
失礼ではないですよ。どの方法で判定したのかを聞くのは、売る側として自然なことです。
相談2:Pt850の喜平が「純度83%」と言われた
プラチナの喜平でも、似たような相談があります。
日本ジュエリー協会の表示規定では、プラチナ850‰未満の製品をプラチナ製品と表示してはいけないと決められています。
Pt850の刻印がある喜平で83%と言われたら、どの方法で測った数字なのかを聞いてみてください。
相談3:17金と言われた喜平は、いくらで売れたら良い方?
17金という区分そのものがないので、まず店が何金として計算したかを確かめるのが先です。
K18として計算されたなら、K18の1g単価に重さをかけて比べられます。
例えば田中貴金属RE:TANAKAのK18リサイクル価格(2026年10月20日17:00発表)は15,214円/gで、10gなら152,140円(計算値)です。
もっと低い単価で計算されていたら、その理由を聞いてみましょう。
店によって判定が違ったら、どちらを信じればいいんでしょう?
どちらが正しいと決めるより、それぞれ何の方法で測ったかを聞くのが近道です。刻印と蛍光X線の結果がそろっていれば、判断しやすくなりますよ。
結果に納得できない時の確かめ方
比重計の結果に納得できないまま売る必要はありません。
店の人に落ち着いて聞けば、理由を説明してもらえることがほとんどです。

- 「何の方法で判定しましたか?」と聞く
- 刻印と造幣局のマークを一緒に見てもらう
- 留め具とチェーンを分けて見てもらえるか聞く
- 蛍光X線など別の方法で確かめられるか聞く
- それでも迷ったら、その日は売らずに別の店でも見てもらう
造幣局のホールマークは任意の制度なので、マークが無いから偽物というわけではありません。
偽物かどうかの見分け方は喜平の偽物の見分け方、刻印の読み方は喜平ネックレスの刻印の見方にまとめています。
提示額が思ったより低かった時の断り方は喜平の査定額が安いと感じた時も参考にしてみてください。
実際に査定してもらう時は、純度の判定方法もその場で聞いてみましょう。
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喜平の査定額を確かめる
金やプラチナの喜平は、ネックレスもブレスレットも1点から査定を受けられます。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
喜平を売る流れ全体は喜平の買取ガイドで紹介しています。
よくある質問
17金という品位はありますか?
JIS H6309の金の品位区分に17金にあたる区分はありません。比重計の「17」は測定結果を目安として表した数字だと考えられます。
比重計で低く出たら18金ではないのですか?
中空のつくりや別素材の部品があると、比重の数字が動くことがあります。蛍光X線など別の方法でも確かめてもらいましょう。
純度の鑑定だけを頼めますか?
RE:TANAKAは買取を前提として鑑定を行うと案内しており、品位鑑定だけの依頼は受けていません。店ごとに対応が違うので事前に聞いてみてください。
判定に納得できない時は断ってもいいですか?
売るかどうかは自分で決められます。判定方法と単価の内訳を聞いたうえで、別の店でも見てもらって大丈夫です。
まとめ
- JISの金の品位区分に17金はない
- K18の表示は金750‰以上833‰未満という意味
- 比重は中空や別素材の部品で数字が動くことがある
- 納得できない時は判定方法を聞き、蛍光X線など別の方法や別の店でも確かめる







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